第4回審査結果

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応募総数…922点

総評

第4回目となったコンテスト、応募も倍増し、昨年に引き続きまたまた嬉しい悲鳴を上げる結果となりました。非常にレベルの高い作品ばかりで採点に関しては、審査員皆が苦労を致しました。どれも甲乙つけがたく、採点もほとんど横一線であり、どれが上に行って、どれが落ちてもおかしくない作品ばかり。最後の最後はメッセージ性がものを言った結果となったようです。(ワコム賞、クレオ賞、アイデア工房賞の3賞については、各社の独断と偏見で決定しています。)

また、一次で落ちた方の中には、もしもこのコンテストの主旨がデザインコンテストならば、文句なく賞をとってもおかしくない方が大勢おられました。プロと言っても差し支えない方も多かった事を記しておきます。この場を借りて応募頂いた事に心から感謝を申し上げます。

発表は年賀状の季節がすっかり過ぎた2月になりましたが、こんなにも多くの方の作品に囲まれて、感謝の気持ちで一杯です。来年は応募する人にとってさらにモチベーションの上がる進化したコンテストにしたいと考えています。皆様と一緒に盛り上げて楽しめるイベントになれば主催者冥利に尽きます。今後ともどうぞよろしくお願い致します。(株式会社アイデア工房・田中冬木)

グランプリ 宇都宮涼子さん

グランプリ
●アピールポイント●
今年の我が家はthe 龍馬伝!でした。去年を現すものと個々の今、を毎年年賀状に取り入れています。技工士の父(周一)を筆頭に、家族の仲のよさと健康に楽しく毎日を過ごしている情景が伝われば嬉しいです。

●審査員コメント

●単に絵が上手いからではなく(勿論上手です)家族をキャラクター化した事により、ひとりひとりが活き活きとしていて、絵が言葉を語っているかのような力強さが素晴らしいですね。(田中)

●見てて楽しい年賀状。また、昨年最も旬な話題を題材に、歴史上の人物と家族をマッチさせる、相当な時間と労力がかかったと思います。(米嶋)

●家族の特徴を捉えたキャラクターに、流行を嫌み無く取り入れたインパクトある作品から、楽しい家族が思い浮かびます。(早川)

●家族の個性がそれぞれ表現された綺麗で楽しい作品に仕上がってます。(黒田)

●もらってびっくりするぜよ!しかも、家族全員が使えるデザインですばらしいぜよ!(梶谷)

●去年ならではの龍馬ネタと、ご家族の近況・キャラクターとを上手に絡めていると思います。文字の表情もとてもいいですね!(泉水)

毎年コンセプトを決め、家族の年賀状を書いているのですが、去年の我が家は龍馬伝しかないとい、アイデアはすぐ決まりました
しかし個々の"今"と配役を一致させること、そして全体の構図に苦労しました。今年の年賀状は親戚から評判もよくこのような素晴らしい賞も頂けてすごく嬉しいです。
日本にそして家族に感動を与えてくれた作品、龍馬伝に感謝です。

優秀賞

優秀賞1
●アピールポイント●
妻が古布のリメークを趣味としているので、古布を月に綿を雲に川で拾った小石をうざぎで表現しました。文字は筆と竹ペンにて。

●審査員コメント

●拾った石で古布。めちゃめちゃエコですね。石をウサギする発想、着色の上手さ、配色の妙、写真の上手さ、文字の上手さ、バランスを含めてあまりに全て上手すぎる点が、不満と言えば不満です。なんて言ったら…どないやねんって感じですが。とにかくうますぎ。(田中)

●バランスの良いデザインです。並んでるウサギの見せ方に質の高さと、品を感じました。(米嶋)

●全体的な調和の取れたデザインと文章から、上村さんの温かさが伝わる素晴らしいと思います。(早川)

●小石のうさぎも可愛く仕上がっていて、古布もいい味出してます。全体的に落ち着つきのある完成されたデザインです。(黒田)

●小石のウサギと布が味がありますね。(梶谷)

●文字が表情豊かで、干支の表現方法もプロ並みに洗練されていると思います。メッセージも送る方に合わせて手書きされていたら、飾って大事にする美しい作品だと思います。(泉水)

上村 晃さん

もう50年近くになる年始のごあいさつ。
その年の干支や身の回りに起こった出来事。また、自分に対する戒めや教訓をテーマに書き続けて来ました。
今年の年賀は何かを得るGETという言葉もありますが、小さな暖かい夢のあることば「月兎」を知り、何事も心にゆとりを持って見ることで、幸せな気持ちになれるのではと思い年賀にしてみました。
初めての年賀コンテストで、たくさんの応募の中から選ばれたこと大変うれしく思っております。どうもありがとうございました。
優秀賞2
●アピールポイント●
年賀状はあらためて新年のご挨拶をするのにとってもいいタイミングです。肩の力を抜いて、お世話になった方々がにっこり笑って受け取れるユニークなものになるのがいいなと思いデザインしました。ピース!

●審査員コメント

●手に色をつけて手袋に見せて、さらにウサギに見せる発想が良いですね。かすかに影がありますが、きっと画像加工でしょう。意図してヘタウマに見せ、メッセージを強く出す技術を持った方ですね。上手です。(田中)

●ピースをもじった兎は、良いですね。(米嶋)

●手を白く塗るまでものアイデアと、メッセージとの連動が素晴らしいと思います。(早川)

●白い手袋ではなく、直接塗っているところが手の皺が出ていい雰囲気になってます。工夫されてる良い作品です。(黒田)

●写真と文字の感じがダイレクトでいいですね(梶谷)

●白色に塗った手と文字が上手くマッチしていますね。お仕事関係の方でも、ついにっこりしてしまうユーモアのある作品だと思います。(泉水)

harachangさん

この度はすばらしい賞をいただきまして誠にありがとうございます。
なにかと景気の悪いニュースが続く昨今ですが、新年のご挨拶くらいは明るくしたいです。うさぎ歳でしかできないアイディアですが、受け取る方が少しでも楽しい気持ちになれたらいいなと思います。
今後も届ける側を意識したもの作りに励んでいこうと思います。ありがとうございました。

入賞

入賞1
●アピールポイント●
ケンタウルスの自作着ぐるみで全国の観光地を巡るプロジェクトを始めて約3年になりました。コンテストは今回で2回目の応募です。2011年はこのプロジェクトで地球はもちろん、月までもウサギのごとく飛躍できるよう願いを込めて作成しました。アピールポイントは女房が嫌々でしたが、コスプレをしてくれたところです。家族で頑張りました!

●審査員コメント

●ケンタウルスの自作着ぐるみで全国の観光地を巡るプロジェクトの目的が分からないのですが、年賀状は何となく楽しさと、意気込みが伝わってくるようです。質感も非常に良いです。(田中)

●結構アイディアを練られ、時間も掛けて描かれた作品です。家族写真にも想いがこもってます。(米嶋)

●コスプレ家族のインパクトは絶大です。家族で月に向かって「飛躍する!」明るく前向きな想いの感じられる楽しい作品です。(早川)

●コスプレするほど力が入ってるのがわかります。CGを駆使して制作されていて、デザイン的なバランスが非常によく出来ている作品です。(黒田)

●継続は力なり!ですね。来年も楽しみです。(梶谷)

●本当に月までも飛んでいきそうな個性的なご家族ですね!どこまでもやり抜く強さが受賞の決め手だったのではと思います。(泉水)

古牧則行さん

自作ケンタウルスで全国を駆け回るアホな企画の紹介と息子の成長のご報告を兼ねて家族一同去年より「ウサギのように飛躍するぞ!」というメッセージを添えて作成しました。息子がまだ1歳半だったので撮影するときになかなか良いポーズがとれず苦労しました。
ケンタウルスで全国をもっと回りたいので、スポンサー募集しています!
くわしくはhttp://www.centaurus-graphics.com/まで!
入賞2
●アピールポイント●
お正月に貰ってうれしい「お年玉」で更に貰って嬉しい「福沢諭吉」。福沢諭吉の「福」と笑えばやってくる「福」をかけて、貰えば「福が来るのでは?」と楽しんでもらえる年賀状を目指しました。

●審査員コメント

●インパクトはダントツですね。名前が「ミス円」ってのがまた凄いですね。もらうお年玉が、渡すお年玉に変わった時も笑顔を忘れずにいてください。(田中)

●貰いたい年賀状では?(米嶋)

●アングルがインパクトを強めていると思います。笑って欲しい気持ちを単純なのに、うまく形にしてると思います。確かに笑ってしまいました。財運上がったでしょうか。(早川)

●福沢諭吉の折り目が笑ってるように見えていい感じ。背後にお年玉袋を配置してあるのが、お正月の雰囲気を出してます。かなり凝った作品です。(黒田)

●紙幣の中の笑顔を際立たすちょっとしたアイデアが光ってますね。(梶谷)

●福沢諭吉の「福」をかけていたんですね。思いつきに座布団一枚!(泉水)

阿部 円さん

数多い様々な年賀状の中から選んで頂けて光栄です。
新年最初の「福」は「年賀状」です、そして「年賀状」には「お年玉」があります。年賀状自身が「お年玉」のようなデザインだったら?
という考えからこの年賀状は出来ました。どうせなら貰って嬉しい「福沢諭吉」がお年玉ならとても嬉しい。その「福沢諭吉」が笑っていたらとても縁起が良いと思い、「福が笑いかけている」「初笑い」などおめでたい意味を盛り込んだ年賀状を作りました。
届いたときに笑ってくれたら「福がくる」そんな願いを込めました。
選んで頂けてとても嬉しいです、ありがとうございます

佳作

佳作1
●アピールポイント●
びっくりすることも、明るく受け止めて過ごせる一年になることを願ってこの年賀状を作りました。特に今年は私が就活、卒業制作を乗り切りたいと切実に思っています!!

●審査員コメント

●発想の良さと、メッセージ性のタッグが良く決まっています。驚きの連続と、驚きのウサギの集団。シンプルですが、デザインバランスも非常に良いですね。(田中)

●!!の連続の毎日とは、想いが通じることを祈ります。(米嶋)

●とても良いアイデアですね。「!」マークを見るたびに思い出しそうです。(益田)

●「!!」をうさぎの目と耳にしただけなのに、メッセージと相まって良いと思います。(早川)

●!!びっくりする事が色々ありそうな1年になると連想させる年賀状ですね。(黒田)

●アイデアとデザインがシンプルでいいです。(梶谷)

●色数を押さえた分、ビックリマークをうさぎに見立てた発送が引き立っている思います。手描きの文字が、デジタルのイラストに感情を与えていますね。(泉水)

白鳥頌子さん

選んで頂きありがとうございます。
年賀状には毎年力を入れているので、このような発表の機会に恵まれて本当に嬉しいです。
友人たちに送った年賀状は文字部分も全てデジタルで「企業とか標語っぽいね(笑)」とつっこまれていました。応募の際に文字を手描きに変えてみて、こっちの方がよかったなとアナログの良さを再発見しました。
現在の私はとうとう就活が本格的に始まり!!の連続です。受賞のラッキーなお知らせの次はぜひ内定をゲットしたいです!!
佳作2
●アピールポイント●
中学時代の友だちからの年賀状。今年はそれぞれ忙しくてなかなか会えなくなると思うけど。年に一度の同窓会の時はみんなでわいわい騒ごうね!みんなからの年賀状は私の大切な宝物です。

●審査員コメント

●年寄りの寄り合いみたいだけど、描いた人は若いんですよね。(田中)

●十二支が一堂に描かれ、楽しそうな雰囲気を出してるのは、面白いインパクトでした。(米嶋)

●楽しさが伝わって来るのと、細かい所が面白い。(早川)

●デザイン的にもバランスが良く、メッセージ性もちゃんとある優れた作品です。(黒田)

●干支の動物が全員羽織をきているのがコミカルでほほえましです。(梶谷)

●手描きの絵から、大事なお友達から向けられた気持ちが伝わってきます。この年賀状も、お友達も大事な宝物ですね。(泉水)

新庄エミ麻さん

今年も、仲間たちから、それぞれらしい年賀状が届きました。いつまでたっても変わらないってやっぱりいいな、と思います。
うさぎたち12匹のキャラクターを描きわけるのが楽しかったです!
この度は本当にありがとうございました。
佳作3
●アピールポイント●
年賀状を送った方に「自分は元気に頑張っています!」と伝えたくて、年末に行ったみかん狩りの畑で撮影した一枚を使って、元気なみかんうさぎを表現しました。(※写真は合成していません。)あと「あけまして…ます」や桜の文字、うさぎの顔などは手描きで、最終mac上でレイアウトしました。

●審査員コメント

●シンプルだけど、みかんと文字とのバランスが元気を表現してますね。写真も背景との奥行き感が良いですね。(田中)

●みかんを兎に見立てたのは、面白いです。あと、筆跡のデザインがいいですね。(米嶋)

●スッキリまとまった中で遊び心のアイデアがしっかり光っている良い作品だと思います。(益田)

●みかんうさぎがしゃべっているかのようなレイアウトはプロですね。(早川)

●みかんのうさぎが可愛く、デザインセンスのいい作品です。(黒田)

●上手だなぁ〜。と関心してしまいます。(梶谷)

●みかんが爽やかで、元気になれそうな作品ですね。文字やうさぎの表情もとてもいいと思います。(泉水)

平田宗典さん

この度は、佳作に選考していただき誠にありがとうございまいます。
これからもいろいろ制作していく中で、手描きのぬくもりを表現していきたいと思います。
ありがとうございました。
佳作4
●アピールポイント●
時代逆行の歩き遍路、ゆっくり人生を楽しむ、老年は躓かないように

●審査員コメント

●鳥獣戯画のウサギはかなり多かった案ですが、メッセージが他に比べてひとつ抜けていたんだと思います。(田中)

●老兎のような描き方は、上手いの一言です。(米嶋)

●2色でありながら多彩に感じさせ、読む時、見る時共にバランスの取れた良い作品だと思います。(益田)

●歳を重ね、ゆっくりでも楽しもうというカメの作者の思いが伝わります。(早川)

●メッセージ性が強く版画風のデザインがいい感じに仕上がってます。(黒田)

●版画の素朴さと、レイアウトの粋な感じのバランスがよいとおもいます。(梶谷)

●待ちぼうけの歌の歌詞と、今年の干支をからめて上手にレイアウトされていると思います。きっと贈られた方も大事に心に刻むメッセージですね。(泉水)

仲川忠道さん

72歳、退職後13年目。木版画の賀状は小6から続いています。
この頃は手刷りでなくパソコンプリンターで、退職後も減らない賀状の数に対応しています。
「遍路日記」も自費出版し、遍路、短歌、版画…マイペースの余生を楽しんでいます。

ワコム賞 Dellisanti Antonellaさん

ワコム賞
●アピールポイント●
「温かさ」はこの年賀状のアピールポイントです。描いた子供は心を込めて、寝てしまうところまで他人のことを考えて手紙を書いていました。同じ温かい気持ちを伝えるためにこの年賀状を作りました。

●審査員コメント

●とっても柔らかで上手い絵ですね。絵は本職かもしれません。出来れば描いた貴女が浮かび上がる年賀状だともっと素敵だったのですが。(田中)

●メルヘンチックで、絵も構図も上手く、苦労して描いていた結果、寝入った姿の人の笑顔が、見る人・貰う人を幸せにしてくれます。(米嶋)

●優しいタッチで「温かさ」や「優しさ」の伝わる作品です。(早川)

●とても綺麗で優しい絵ですね。作者の意図した温かさが伝わる作品です。(黒田)

●絵の中にこめられたさりげない年始の挨拶がいいですね。(梶谷)

●ふんわりとした気持ちになる作品ですね。文字も、絵の中と左上にあることで絵本の1ページのような雰囲気を感じさせていると思います。(泉水)

このような賞を頂き、大変感謝しております。
素敵な作品の中で選ばれて光栄です。心に届ける年賀状を描いた時、どうすればいいかいろいろ悩んだ末、一番良いことはやはり相手のことを考えることでした。
相手への有難い気持ちを伝えたくて、このようなデザインを作りました。描いた子供は寝てしまうところまで相手のことを考えて、手紙を書きました。
この年賀状で同じ純粋な気持ちが伝えればと嬉しいです。

クレオ賞 高岡千鶴子さん

クレオ賞
●アピールポイント●
絵手紙でシンプルに作成してみました。言葉は青森発祥の新文芸「みやこうた」で詠んでいます。

●審査員コメント

●非常に手慣れた上手いタッチです。完成度が高くほぼプロとも言うべきレベルです。上手さがメッセージ性を損なっていますが、バランスの良さでカバーしています。(田中)

●バランス良く踊るような筆跡と、笑顔の兎は、貰う人に幸せを与えます。(米嶋)

●春を感じさせる色合いと、兔の表情に筆文字のバランスが良く、心温まるデザインだと思います。(益田)

●言葉と絵の表情がマッチしています。(早川)

●ピンクの色合いがとても綺麗で、明るく元気づけられる作品ですね。(黒田)

●文字も絵も全体で笑っている感じが福々しい!(梶谷)

●シンプルなメッセージですが、心からの気持ちという事が絵や文字から伝わってきます。パーソナリティーの伝わる、暖かい作品だと思います。(泉水)

「笑顔」になれる嬉しいご一報ありがとうございました。
書くことを楽しむ者にとって自分の作品を目に留めてくださることは、この上ない幸せです。
今回の受賞を励みに、これからも手書きを続けたいと思います。

アイデア工房賞 須永恵理さん

クレオ賞
●アピールポイント●
今年は年女なので、この機会にこれまでの自分を振り返ってみました。どの時代の自分と出会った人にも、「いままでありがとう。こんなに大きくなりました(こんなに若い頃がありました)」と伝えられるような年賀状にしました。

●審査員コメント

●私は年女、年男と宣言する年賀状は多いですが、時の経過を盛り込んで主張したところが良いですね。しかもバランスが良いです。(田中)

●良く見ると、自己のアルバム的な年賀状なのですね。アイディアがあります。(米嶋)

●自分の歴史を遡り、過去の自分しかしらない人にもおっ!と思ってもらえる面白い観点だと思います。(早川)

●自分年表的な作風が好印象です。(黒田)

●ウサギの耳がかわいいですね。(梶谷)

●白の余白に、今までの時間の流れを感じます。年女のご自身をモチーフに上手にメッセージを伝えていると思います。(泉水)

すてきな賞をいただけたことを、本当に嬉しく思っています。
今年は年女ということで、12年ごとの写真を集めて年賀状をつくろうと思ったのがきっかけです。
現在進行形でお世話になっている人だけでなく、幼い頃の習い事でお世話になった先生だったり、中学時代の友人だったり、自分の人生のどこかでお世話になった人へご挨拶ができる機会が年賀状だと思います。短いながら私の人生に関わった全ての人に、ありがとうの気持ちを込めて。
とりあえず、12年後もためらわずに自分の写真を載せられるような大人の女を目指したいと思います。

筆跡賞

メッセージ賞

オリジナル賞

本田しおんさん

●アピールポイント●
「珈琲吉兎」珈琲に入れたクリームが因幡の白兎のように見えたので、その時の光景を茶柱ならぬ祥福「吉兎」として年賀状で表現してみました。

●審査員コメント

●瞬間に見えて消えるはかない美しさは、何とも言えないものがありますね。(田中)

●色使いと筆跡が 珈琲店らしい雰囲気を出していて、兎の渦とは、面白かったです。(米嶋)

●表情豊かな液体の動きを、このアイデアに結びつけ、うまく表現している作品だと思います。(益田)

●元日のコーヒーがこれならいいことありそうです。(早川)

●デザイン性が高く、ほっこりした印象の作品です。(黒田)

●色彩と絵のタッチとクリームのうさぎでほんわかした気持ちになります。(梶谷)

●日常のふとした気づき、幸福感を上手に年賀状として表現されていますね。目線の角度が良くそこにカップがあるかのように、気持ちに共感できる作品です。(泉水)

豊田知嘉さん

●アピールポイント●
私も含め、来年から社会人になる友達が多く、そんなついつい力みすぎてしまう時だからこそ、無理せず休みながら頑張ろう、という意味を込めてメッセージとイラストを書きました。

●審査員コメント

●働きづめの仕事人には耳の痛い言葉かも(田中)

●ポイントを得た、メッセージで大変分かりやすかったです。(米嶋)

●哀愁漂う人型兎が語るメッセージ、イラストが放つ言葉へのアプローチが素晴らしいと思います。(益田)

●イラストとメッセージのリンクでまさにインパクトありです。うまい!(早川)

●休む事の大事さに的を絞った哀愁を感じさせる、メッセージ性の強い作品です。(黒田)

●あえて真ん中にはいっている文字の雰囲気とうさぎの背中から、メッセージがとても伝わってきます。ほんと大事ですよね。(梶谷)

●焦らずゆっくり、というテーマは結構あったものの、その表現方法ではダントツですね。全身タイツのようなウサギがとても個性的で、やさぐれ暖かいメッセージが伝わってきます。(泉水)

広瀬俊夫さん

●アピールポイント●
見せる家族も持たない私(独身なので)年々増え続ける家族写真の年賀状。そこで戌年からスタートした着ぐるみ年賀状今年で6作目です

●審査員コメント

●思わず笑ってしまう不思議な年賀状です。ヨコで疲れてへたっているポーズが何ともおかしい。せっかく手書きの文字を入れるスペースを作ってあるので、ひとこと書いてもらったら一気に点数が跳ね上がったに違いありません。(田中)

●独身の方の、独創的な年賀状で、凄いインパクトがありました。年賀状に懸ける思いが伝わります。(米嶋)

●制作過程を想像すると思わず笑ってしまいますが、細部のアクセントが全体をなごませてくれますね。(益田)

●インパクトは相当強く、細かいボケが見ているだけで楽しく、ご本人の明るさが感じられます。手書きコメントでもうひと笑い欲しかった。(早川)

●ワンカットずつかなりの写真を撮ってる努力が伺える良い作品ですね。(黒田)

●来年の着ぐるみも楽しみです!(梶谷)

●文字がすごく凝っていて可愛いですね。ここまでご自身を伝える根性はなかなか普通の人にはありません。貰った人は忘れられない年賀状だと思います。(泉水)

デザイン賞

インパクト賞

キッズ賞

小森谷友美さん

●アピールポイント●
忙しく走りまわるサラリーマンの彼氏に向けた年賀状です。童話「うさぎとかめ」では、一休みするうさぎを「ナマケモノ」として描いていますが、ここでは「休むことだってハッピーなんだよー」というメッセージを投げかけました。うさぎの耳のような形のいすは、休んでいる幸せそうなうさぎの象徴です。

●審査員コメント

●まるで広告のようです。白抜きの使い方や文字の色が非常にバランスが良いですね。(田中)

●兎の耳のような椅子は、面白いですね。(米嶋)

●とてもかわいらしいデザインに思わず笑みがこぼれました。(益田)

●椅子と休憩とうさぎ。一つの物体をフル活用してメッセージとうまくリンクしている、プロ並みのデザインだと思います。(早川)

●こんなにうさぎに見える椅子があったんですね。彼氏に対する優しい気持ちが表れたバランスのいい作品です。(黒田)

●いすの配置のバランスがいいですね。シンプルなだけに絶妙です。(梶谷)

●ポストカードのように洗練されたデザインですね。ほのぼのとした暖かい思いやりが伝わるのは、大事な人に向けた可愛らしい筆跡が効いているのだと思います。(泉水)

野村のぞみさん

●アピールポイント●
夢に向かって頑張っている友だちや私にとって、2011年は勝負の年、攻めの年にしたい。という想いでデザインしました。やる気が出る 赤 を背景に、兎のかわいい目や耳はあえて描かず、勢いのある年賀状を表現してみました。

●審査員コメント

●特に理由がありません。見たまんまの強烈さが全てです。脳みその中に進入してきて、記憶の板に描かれたようなショックがありますね。(田中)

●インパクトがあります。(米嶋)

●目の付け所が面白く、それをバックアップする強いメッセージ、双方あって光る作品だと思います。(益田)

●うさぎの特徴を利用して、インパクト絶大のアングルで、メッセージとの相乗効果抜群です。若干気持ち悪い程のインパクト。。。(早川)

●全体的にインパクトがあって、齧りたい気持ちの強さが表現されています。(黒田)

●メッセージの強さとウサギの歯と背景の赤色が印象的!(梶谷)

●す、すごい迫力のうさぎですね...!普通は可愛いはずの兎を、ここまで怖く(?)描く気迫に乾杯です。このすごい牙で夢にかじりついて下さい。(泉水)

作品賞

中政由香理さん

橋本有紗さん

新庄すが江さん

高木政史さん

奥田文恵さん

友野雅代さん

荒川夏名さん

岡部かおりさん

渡会克男さん

長島勝治さん

福田一穂さん

普天間 司さん

小澤はなさん

味村由衣さん

上杉咲気さん

山口友加さん

清藤慎一郎さん

冨澤智子さん

岩田浩治さん

田中 礼さん