第2回・心に届け!年賀状コンテスト

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結果発表

応募総数…271件

第2回、心に届け!年賀状に多数のご応募をいただきありがとうございました。人の記憶に残る年賀状を基準に、デザイン性、メッセージ性、インパクト、ひらめき(発想)、手書き度を各5ポイントとし、審査員の複数投票によって選考を致しました。審査と集計に手間取り、非常に時間がかかりました。当初より発表が遅れた事をお詫び致します。

非常に凝った作品やプロ顔負けのデザインや写真加工や立体的なものもたくさん有りましたが、コンテストの主旨として単なる年賀状のデザインコンテストではなく、心に届く年賀状…がテーマになっています。

選考は難航し、採点は迷いに迷いました。特に背景に物語が見える年賀状は非常に心に響くものが多く、捨てがたいものがあります。ネット全盛で減っていくと言われている年賀状ですが、その文化は決して浅くないと感じる事が出来、主催した意義を強く感じるコンテストとなりました。応募された方全てにこの場を借りてお礼を申し上げます。今回、選に漏れた方も決して年賀状が悪かった訳ではなく、横一線で甲乙つけがたく、最後の決め手は結果として選考者の好みになってしまう事を非常に申し訳なく感じています。選ぶ私たちの力量が不足しているかもしれません。

この緊張感を保ったまま、応募する方も選ぶ私たちもさらにパワーアップして第三回につなげたいと思います。今回の結果は下記の通りとなります。ご応募本当にありがとうございました。

グランプリ

グランプリ

村上利久さん

19歳で入隊した我々も早83歳。昭和50年頃やっと消息がわかった戦友13人と交流。以来お互い激励し合ってきました。その気持ちを毎年絵手紙風年賀状で出して来ました。
兄弟同様(全員大正14年生まれ)の戦友達も次々に他界。現在どうやら無事な者5名。その中の千葉のT君に出した年賀状が今回グランプリに選ばれました。誠に有難うございました。思いがけないグランプリ。まるで夢の様です。
でも、そのT君も遂に今年の年賀状が来ず仲間からダメらしいと電話をもらいました。グランプリを喜んでいいのか、悲しむべきか複雑です。でも年賀状は筆が持てなくなる迄、来年も再来年も描き続けたいと思います。現在員4名。
東京近辺の13人居た戦友、今は5人になってしまいました。なかなか会えないが、せめて激励の年賀状くらいは。。。

●デザイン性…21
●メッセージ性24
●インパクト…17
●ひらめき度…15
●手描き度……21
●合計…………98

83才ならではの、年賀状メッセージ、人生の円熟味と肩肘を張らない生き方が反映されているようです。また、太い描画の線が、力強い意志を表しているようで、とても素晴らしい作品です。(米嶋)

●家族や仲間よりも強固な結びつきを感じる「戦友」に宛てた年賀状は、送り手・受け手の想いを形にした素晴らしいものです。正に「心に届く年賀状」。今は亡き祖父を想いました。(佐藤)

●年賀状が語りかけているような強いメッセージと物語性を感じ、さらに口語体の文章と味のある筆の文字、達者な絵に吸い込まれました。5人になった仲間達にとっては、勇気づけられる年賀状だと思います。私はこのシンプルな文面と絵にとっても心を揺さぶられました。(田中)

●戦争時代とは対局にあるほのぼのとした現在の空気感が、戦友への年賀状であることが送り手、受け手の強いつながりを感じられる「心に届く」年賀状です。(早川)

優秀賞

優秀賞

横川厚子さん

初めてコンテストに応募し、優秀賞という素晴らしい賞をいただき、驚きと喜びが、ミックスした何とも不思議な感情を味わっております。本当にありがとうございました。
『私は元気で頑張っていますよ。』と年賀状を通して絵で・・・言葉で・・・表現していけたらと思いながら毎年書いています。
毎年、干支をイラストにしています。色彩豊かにしたかったので牛に洋服を着せてみました。
私自身ののんびりした雰囲気が表せたかと思っています。

●デザイン性…24
●メッセージ性19
●インパクト…16
●ひらめき度…16
●手描き度……23
●合計…………98

●統一感ある字体と、上手いデザインです。メッセージもとても良いです。(米嶋)

●話題の「Yes,We can!」でアメリカンな衣装の牛が映えます。でもどこかのんびり感を感じる表情とコメントがうまい!(早川)

●軽妙なタッチの絵が非常に個性的で、メッセージを補って不思議なインパクトがあります。(田中)

入賞

今年で自宅介護すること9年目のばあちゃん。
安否を気にしつつも自分の生活のため、遠くに暮らす家族に当てた年賀状。

●デザイン性…12●メッセージ性24●インパクト…21
●ひらめき度…12●手描き度……20●合計…………89

●安否を伝える手段として、笑顔での似顔絵年賀状は、もらう方もとても嬉しいですね。(米嶋)

●決してバランスが良いとか上手いとか思いませんが、絵や、デザインに関係なく、シンプルでも人の気持ちに訴えかける力があるんだなと感じさせてくれます。(田中)

●おばあちゃんの元気さを伝えたい気持ちが、シンプルなのにしっかり届きます。(早川)


大野寛史さん

受賞者の一言
最後の一本を楽しむ牛(私)と頬笑む家族

●デザイン性…20●メッセージ性17●インパクト…17
●ひらめき度…13●手描き度……21●合計…………88

●背景に肩身の狭い喫煙者の物語が見えて、人ごととは思えません。これが最後だ…が何度もあるのが、我々の常なのですが、長島さんは最後になったのでしょうか。(田中)

●忍耐の年の始まりをユーモラスでもありますが、家族の笑顔を伴うことで決意が伝わります。(早川)


長島勝治さん

帰宅しましたらFAXが吉報を抱えていました。
とてもありがたく厚くお礼を申し上げます。
年の始めの最初の挨拶の年賀状は全て手書きでと心に決めています。もらった人が喜んでいただける様にと先方の趣味や流行の言葉などを取り入れて絵手紙の年賀状としてお送りしています。
これから先も気持ちが伝わるオリジナルの年賀状を続けて行くつもりです。今回は誠にありがとうございました。

佳作

小さくても大きくても、変わってても、面白くても、自分らしい夢の花を咲かせながらいこう!という思いで作りました。
夢をもったときからもう花は心に咲いているのだと思います。

●デザイン性…16●メッセージ性20●インパクト…15
●ひらめき度…14●手描き度……22●合計…………87

●雰囲気がやわらかいですね。花を咲かせるというと花咲かじいさんか、喜納昌吉しか浮かばないのは自分の発想力の貧困さでしょうか。(田中)

●のんびりとした牛の表情に癒され、ほっこりとした気持ちでがんばろうと思えるメッセージです。(早川)


寺川初美さん

驚きと嬉しさでまだ胸の奥がドキドキ鳴っております!
最近は年賀状も簡単にメールで済ましがちでしたが、こちらのコンテストに出合って、伝わることの大切さ、手書(描)きでの意味、なにより年賀状を作る楽しさを思い出すことができました。
今回素敵なコンテストに参加でき、賞までいただけたことをとても嬉しく思います。ありがとうございました。
何かとせわしない世の中、牛のようにしっかりと一歩ずつ歩んで行こうではないですか。
パソコンではなくあえて版画でインパクトを。

●デザイン性…21●メッセージ性18●インパクト…18
●ひらめき度…11●手描き度……17●合計…………85

●厳密には手描きではないかもしれないが、インパクト大。どっしりとした決意、エネルギーを感じます。(佐藤)

●力強い思いが画面一杯に感じられます。もらった方は気の引き締まる思いがしたのではないでしょうか。(早川)

●決意が力強いですね。一歩づつ歩む目的は何なのだろうかに興味が沸きます。(田中)


鈴木幹直さん

受賞者の一言
あたたかい雰囲気がでるかな…と思い、原画はA4サイズのクリーム色の紙にアクリル絵の具とペンを使って描いています。

●デザイン性…21●メッセージ性14●インパクト…14
●ひらめき度…17●手描き度……20●合計…………86

●普段の家での一こまかと思うのですが、体が暖かくなるような正月らしい絵です。(米嶋)

●不思議な雰囲気を持った絵ですが、何となくイメージは伝わるのですが、(メッセージ)がないのが残念です。もうひと工夫あれば良いのですが。(田中)

●外は雪でも温かいご家族の空気が感じられます。(早川)


浅田順子さん

受賞の知らせを聞き、家族で喜んでおります。毎日の育児は、すぐに子どものケンカが始まったりでドタバタですが、年賀状のような家族のほっこりの時間を大切に、一年を過ごしていきたいと思いながら描きました。
我が家の年賀状を見て、家族みんなで初笑いをしてくれたらいいな・・・という思いで作りました。牛乳瓶に入ってしまった子供たち。どうやって出るのかなぁ!?

●デザイン性…16●メッセージ性12●インパクト…21
●ひらめき度…22●手描き度……14●合計…………85

●牛乳ではなく、お子さん達が牛乳瓶に。それを見ている牛。アイデアは面白いですが、面白い意外にひと味欲しかった。(早川)

●本来は主旨とは若干外れる作品だと思いますが、インパクトとアイデアで得点が高かったようです。手書きの文字とメッセージがあればもっと良かった筈です。(田中)


舟越りささん

受賞のお知らせを頂き舞い上がってます^^
毎年年賀状は気合を入れているので、11月ごろから案を考えるのですが、今年は3案思いつき最終的にこれになりました。牛→牛乳→牛乳瓶?と連想ゲームのように考えていきこの形になりました。子供たちにこのポーズをさせるのが一番難しかったです。

ワコム賞

ワコム賞

飯沼泰葉さん

受賞、大変嬉しく思っています!ありがとうございました。
この年賀状を受け取ってくれた人が、暖かい気持ちになってくれたらいいなと思って、この年賀状を作りました。今年は明るいニュースが増えるといいですね!牛乳を持たせたのが好評だったみたいで嬉しいです。
春のような暖かさ、ゆったりさを表現するように心がけました。人物だけでは堅苦しかったので、丑年ということで、牛乳を持たせてユーモア感をだしてみました。

※(株)ワコムの独自判断で授与されており得点は非公表です。

●完成度が高いデザインに、手書きで牛乳は面白いです。ほのぼのした女性にも好感を持てます。(米嶋)

●はんなりとした表情の和装の女の子なのに、よく見るとなぜか牛乳パックを手にしている。ギャップにクスッと笑ってしまいました。(早川)

●とても綺麗にまとまっている中に、遊び心もあって素敵な作品だと思います。(益田)

クレオ賞

クレオ賞

岡部かおりさん

家族そろって結果発表を楽しみにしていました。ありがとうございます。
子どもの写真年賀状もいいのですが、手書きのイラストのおもしろさで家族の近況を報告しました。また、牧場の牛の模様は、地元の地図に北海道四季折々の自然をテーマに描きました。この自然に育まれている我が家の面々です。
これからは牧場の仲間が増える予定ですので、登場人物(動物)が毎年増えて、ますます賑やかな年賀状になるでしょう!毎年の年賀状書きが楽しみです。
いつもは子どもの写真の年賀状が多いのですが、今年はイラストにしました。
家族のちょっと笑える近況と、牧場を経営しているので、十勝の自然に育まれているイメージで牛のイラストを描きました。(ちょうど丑年ですし!)

※(株)クレオの独自判断で授与されており得点は非公表です。

●雄大な北海道でゆったりじっくり過ごされているご家族を思い浮かべました。(早川)

アイデア工房賞

アイデア工房賞

赤尾富雄さん

大変驚いております。昨年の暮れ、年賀状作成の時節を迎え、ネットで検索中にユニークで楽しそうなサイトを見つけました。イラスト、タイポ、グラフィックと多様なサンプル作品につい、見入ってしまいました。それで、この企画を知ることになり応募させていただきました。 全面、手作りの作風ではなかったので今回の主旨に合うのか、どうか?と思ったのですが、応募してみました。
賀状は毎年、疎遠にしている知人をはじめ、親しい友人からの便りを楽しみにしています。特に楽しく心温まるモノは大歓迎です。過去にいただいた賀状で気にとめたモノは、大事にストックし、見返しては当時のことを懐かしんでいます。 これからも、楽しい賀状を作り続けたいと思っています。どうも、ありがとうございました。
1.明るく楽しく正月らしいこと。
2.干支をモチーフに時代背景が想起できるモノ。
3.清潔で温かさのあるモノ。等を心がけて毎年制作しています。
ありがたく、毎年、楽しみにしてもらってます。

※(株)アイデア工房の独自判断で授与されており得点は非公表です。

●プロの作品なので、これは反則とも思えますが、超個人的な意見として、時勢を映した事と(パロディなので良いと思うが肖像権は大丈夫か?人間じゃないので肖像権とはいわないか…)手慣れたタッチとで、心意気を表していて楽しい。家族向けではないけれど、仕事仲間に対して或いは取引先に対しての表現ととらえると、好みです。(田中)

●昨年は大忙しだった「くいだおれ」さん。歯車式ではなく、牛歩でもしっかりとの気持ちが伝わりそうです。さすがはプロの絶妙な間が生きてます。(早川)

手描き賞

ひらめき賞

インパクト賞

呉 頴さん

丑という建物(家)にしたことと全部手描きであることです。

選考理由 手描き度点…24点

●丑の文字を家に見立てた発想と絵が楽しい雰囲気を出していますね。(田中)

●ご家族それぞれの丑年の豊富と共に暖かい家庭の雰囲気ににっこりしてしまいます。(早川)

吉田由理さん

キャラ弁(キャラクター弁当)を作るのが趣味で、干支の丑や正月飾りを食べ物で作り、お弁当に詰めました。送った方にもすごい!と褒められました。お弁当のみの製作時間は1時間半です。

選考理由 ひらめき度点…23点

●作品としての出来は素晴らしいです。しかし、主旨に外れ筆跡がないのが残念。これに筆跡とメッセージがあればきっと上位に食い込んだ作品です。(田中)

●牛ちゃんの笑顔が印象的ですがお弁当に詰めた気持ちは何だったんでしょうか。しかし、確かにすごい。手書きのメッセージがあれば温かいお弁当になったと思います。(早川)

久保田小夜子さん

アピールポイントは インパクト!!年賀状だけのお付き合いの方も多いのですが、年に一度のお正月の楽しみにして頂けたらなぁーって、毎年、娘をモデルに楽しんで作っています。

選考理由 インパクト点…23点

●インパクトの点数が高く、部門賞に食い込みました。顔と構図が良いですね。(田中)

●インパクトだけは文句なしです。これに元気が出そうなメッセージがあればもっと心に残ると思います。(早川)

デザイン賞

メッセージ賞

キッズ賞

櫻井ちえ子さん

牛の後ろ姿から、ハートをイメージしてデザインしました。また、書道で「壽慶」「本年もよろしくお願い申し上げます」と書きました。心に届く年賀状にこだわって作成しました。

選考理由 デザイン点…23点

●正月の華やかさたっぷりです。ハートのお尻がなんとなく温かい。キラリと光るメッセージがあれば文句なし。(早川)

菅原 勇さん

孫があれこれと欲しがる物が多く、無理をして買い与えても飽きも早く、粗末にしたり、放ったらかしで困っていると、親の口説きを聞き「もったいない」の言葉で年賀状を孫に出した。
娘親から、電話で「あぶたのじいちゃん、ばあちゃんから説教めいた手紙が来たと、そして関心を示している」とのこと。さて、効果のほどは。。。

選考理由 メッセージ度点…21点

●じいちゃん、ばあちゃんからの想い(お説教)を伝える。 その時は嬉しくないかもしれないが、ジワジワ伝わることを期待させる年賀状。新年、道徳を学ぶことから始めることができるのは有難いことです。(佐藤)

●私も子供の頃に言われ続けました。今の子に言っても仕方ないのかもしれませんが、本当に勿体ないのはきっとモノではなく、こうした知恵なのだと思います。(田中)

●おじいちゃん、おばあちゃんの年賀状で自分の行動を振り返らなくてはならなくなったお孫さん。じっくりしっかりと「もったいない」精神が伝わる期待を感じます。(早川)

鵜川佑太くん

またおいしいものをごちそうしてほしくて書きました。
(いつも祖父母や伯父の家にお邪魔すると、お肉をご馳走になるそうで、「また食べたいです」などとメッセージを添えて年賀状を書いておりました。WACOMのタブレットを与えたら勝手に書いていたようです。ブロッコリーが上手だと思いました。(父))

●子どもらしいのか、したたかなのか。。。直球勝負が面白い。(早川)

努力賞  [クオカード1,000円分]

福島泰子さん

高橋たまきさん

西子公規さん

角森玲子さん

志賀いずみさん

松丸智子さん

萩原 和さん

山本駿介さん

西原三津恵さん

増田邦比古さん

熊谷睦子さん

濱口ひとみさん

板山朋子さん

須甲晴子さん

栗田香苗さん

田口恵子さん

中矢明恵さん

大隅陽子さん

荒川慶子さん

長橋 慎さん